豊川の平和公園 来年6月開園へ

2017/09/01 00:02(公開)
来年6月ごろの開園方針が示された平和公園の整備地=豊川市穂ノ原で
 豊川市9月議会は31日再開、引き続き一般質問を行い、神谷謙太郎(とよかわ未来)中村浩之(同)中川雅之(公明)倉橋英樹(一人会派)八木月子(同)大野良彦(清風会)石原政明(同)の7市議が登壇した。神谷氏の質問に、市は豊川海軍工廠(しょう)跡地に整備する平和公園(仮称)を来年6月を目途に開園する方針などを明かした。
 米軍の空襲で2500人以上が亡くなった工廠の悲劇を後世に伝えようと、約3㌶で整備が進む平和公園。関原英一教育部長は来年3月までに交流施設や火薬庫などの残存遺構の保存整備工事を完了し「その後ソフト面の準備作業を進め、6月ごろには開園を迎えられるよう各種準備を進めている」と明かした。
 また、公園の正式名称には「豊川海軍工廠」という固有名詞を付ける方針で、園内の交流施設名は「平和交流館」が候補となっていると説明。開園から約2カ月後の8月7日には空襲から73年を迎えるが、関原部長は「語り継ぎボランティアの協力の下、市民が平和を考える機会となる何らかの行事が開催できれば」と見据えた。
 この他、利用時間は昼間に限定する他、来年度からは市内の小学6年生の社会科見学先に同園を取り入れる方針も示した。
 また、一宮町の市民俗資料館について、発掘資料を含めた文化財資料全般を整理できる文化財センターとしての活用を検討中とした。
 中村氏は地区市民館の適正配置などについて質問。市は耐久性や利用者数に基づき、小学校区ごとに1館に再編する方針で、東部小校区では三上、麻生田、睦美の各地区市民館を統合し、スムーズな運営の観点から東部小近隣に新たな市民館を建てる案を示した。
(由本裕貴)
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