豊橋工業高の中山さんが溶接甲子園で優秀賞

2017/09/23 00:00(公開)
「溶接に、より興味がでました」と笑顔の中山さん=豊橋工業高校で
 県立豊橋工業高校の機械科3年・中山匠巳さんが、愛媛県新居浜市で開かれた初の「全国選抜高校生溶接技術競技大会in新居浜-溶接甲子園」の炭酸ガスアーク溶接部門で上位から2番目の優秀賞を獲得した。受賞に「溶接は面白く、より興味がでました」と笑顔を見せた。
 大会は8月5日にあり、同部門には13校14人が出場。豊橋工は昨年度、県の競技大会で優勝していたことから出られることになり、中山さんは校内選考を経て挑んだ。30分間で2つの鉄板を溶接、磨き上げる仕上げまで行い、見た目の美しさの外観が審査された。
 炭酸ガス溶接は仕上げがきれいにできる反面、「ミスすると大きく目立つので、いかに練習通りやるかが難しい」と中山さん。固定しないで溶接するため、心配された熱による鉄板の反りもなく、仕上げることができた。
 ただ、ミスが一部あったという中山さん。「雰囲気にのまれ、普段はしないミスをしました。受賞は驚いたが、今はここまでできたという実感が沸いています」と振り返り、「大会に出られるきっかけになった先輩のためにも良い結果を残したかった」と安堵している。
 指導した安藤美穂実習助手は「努力する子で、教えたことを飲み込んでよく練習をしていました」とたたえている。
(中村晋也)
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