豊川市民病院で大地震想定したトリアージ訓練

2017/11/01 00:00(公開)
救急外来で本番さながらに訓練に取り組む職員ら=豊川市民病院で
 豊川市民病院で31日、大規模災害時に患者の重症度によって治療の優先度を選別するトリアージ訓練が行われた。震度6強の大地震が発生したと想定し、職員ら約100人は医師や看護師、搬送係や連絡係に分かれて訓練に臨んだ。
 職員が患者役となり、駐輪場付近でトリアージを実践した。担架や車いすで次々と運ばれてくれる患者は頭痛や足の痛みを訴えたり、心筋こうそくを起こすなど症状はさまざま。医師と看護師は声を掛けたり脈を測るなどして重症度を判別し、重症者を赤、中等症者を黄、軽症者を緑色に選別。それぞれ色で識別できる「トリアージ・タッグ」を患者の腕に付けて、各処置場へ搬送した。
 赤色の重症者は救急外来に搬送され、処置や検査、緊急手術の依頼連絡も本番さながらに行われた。トリアージと処置を行う職員が重複する場面もあり、「まずは役割を分担しましょう」と呼び掛ける一幕もあった。
 職員による評価や、参加者へのアンケートを基に、実際に災害が発生した際に備えて課題を抽出する。消化器内科の医師・大山展(まこと)さん(44)は「最初に適切に重症度を判別することが大事。真剣な気持ちで臨みたい」と話していた。
(由本裕貴)
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