豊川市が女性限定がん検診開始へ

2017/12/10 00:00(公開)
検診車が来場し、各種がんの検診を行っている集団検診=豊川市保健センターで
 豊川市が来年4月の2018(平成30)年度から新たに女性限定のがん検診半日ドックを開始する方針だ。肺、胃、大腸、乳、子宮頸(けい)の5点セットで、特に受診率が低い子宮頸がん検診の受診率を高める狙い。今年度から行っているワンコイン(500円)検診に続く取り組みとして効果が期待される。
 乳がんで34歳の若さで亡くなったフリーアナウンサー小林麻央さんの死もあり、市内では乳がんの受診率が徐々に高まっている。公共施設での集団検診や、医療機関でのさつき検診でも定員を満たす日が増えている。
 それでも子宮頸がんは依然として低く、市は若い母親らのために乳がん、子宮頸がんという女性特有の病気の早期発見・治療につなげる検診セットメニューを考案。検査機関も前向きで、1日50人の定員で半日ですべての検査を終えるように調整中。来年4月から萩山町の市保健センターを会場に行う予定だ。
 子宮頸がん検診の受診率は2015年度で8・5%で、県平均(15・1%)の約2分の1の低さだ。保健師の杉山晴子さんも「特に20~30代の妊娠適齢期にある女性に多く、治療によっては子宮を取ってしまわなければいけない場合もある」と警鐘を鳴らす。土日検診や託児サービスとの併用も検討しており、女性が積極的に受診できる環境を整備する。
(由本裕貴) 
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