夢を追いかけ日本一

2018/01/21 00:00(公開)
箱根駅伝での経験を踏まえ、夢に向けた大切さを語った山田さん=代田中学校で
箱根駅伝での経験を踏まえ、夢に向けた大切さを語った山田さん=代田中学校で
豊川「学校の日」に地元OBの山田さん講演

 豊川市は20日、今年度3回目の「学校の日」を実施。小中学校が一般開放され、体験行事や外部講師を招いた講演などが行われた。代田中学校(福田隆信校長)では豊川工業高校OBで、日本体育大学では箱根駅伝に4年連続で出場したコニカミノルタの山田紘之(ひろし)さん(35)が「夢に向かって」の演題で語った。
 豊川市立御油小、西部中出身の山田さんは「小学時代に通った剣道教室を1年で辞めたほどの怠け者」と振り返る一方で、中学時代に友人の影響で始めたマラソンで才能を開花し「先生や、弘法山を走るコースなどの練習環境に恵まれた。校内行事の長距離走でも活躍でき、さらにモチベーションが上がった」と回想した。
 豊川工業高校では、いきなり1年時に同校初の全国大会出場に貢献すると、3年連続で都大路を走った。それでも「監督が目の届かないところで手を抜いていた。その分タイムが伸び悩んだ」と明かし、都道府県対抗駅伝で自分が代表から漏れた愛知県チームが優勝した際には「こんなに悔しい思いをするとは思わなかった」と、日体大で競技を続け、夢を追いかける動機になった。
 日体大では4年時の箱根駅伝で10区で区間賞に輝き準優勝に貢献。コニカミノルタではニューイヤー駅伝で優勝の原動力となり、子どもの頃の「駅伝で日本一になる」という夢をかなえた。5年前に引退した山田さんは「自分は陸上しかやってないから、陸上の引き出ししかない。みんなは若いうちに、無駄なことも含めていろんなことに挑戦してほしい。階段は一段ずつなら誰でも上れる。毎日の積み重ねが大切」と呼び掛けた。
(由本裕貴)
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