蒲郡市初の高校生プロボクサーが誕生

2024/08/24 06:00(公開)
プロボクサーとなった荒島さん(提供)

 蒲郡市在住で名古屋たちばな高校3年の荒島梨球さんは、7月に名古屋市の中日ボクシングジムであったプロボクサーテストに合格した。蒲郡市在住の高校生がプロになるのは初めて。9月15日に刈谷市の「あいおいホール」で開かれるスーパーバンタム級の試合でデビューする。

 荒島さんは格闘技の好きな友人の影響でボクシングに興味を持ち、高校1年の時に蒲郡市緑町の三河ボクシングジムに通い始めた。毎週2時間にわたりスパーリングやフックなどのパンチ技の修得、筋力トレーニングに取り組んでいる。

 ジムの城野隆暢会長は「真面目で根性があって言われたことを黙々とこなせる。パンチ力がある」と話した。

デビュー戦をPRする荒島さんと城野会長㊧=蒲郡市役所で

デビュー戦の決意を蒲郡市長に報告

 

 テストでは筆記とスパーリングに臨み、合格してC級ライセンスを取得した。デビュー戦では蟹江町の選手と対戦する。ジムの階段での走り込みや基礎的な練習などをし、体力づくりに励んでいる。

 23日、市役所を訪れ、鈴木寿明市長にプロになったこと、試合に向けた決意を報告した。荒島さんは「1ラウンド15秒KOを目指します」と意気込みを述べた。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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