建機レンタルの「レンテック大敬」（豊橋市明海町、嵩明美社長）が、社員の健康を考えて経営を行う企業を認定する「健康経営優良法人２０１８」の大規模法人部門「ホワイト５００」に選ばれ、このほど東京で表彰された。経営幹部が積極的に健康診断の充実や残業時間の削減などに力を入れたことが評価された。
　同認定制度は、経済産業省と日本健康会議が協力して行っており、大規模法人部門に５４１法人、中小規模法人部門に７７５法人の事業所を認定した。
　レンテック大敬では、５年ほど前から健康経営に力を注ぎ、健康診断で再検査になった社員への指導をはじめ、残業時間の短縮に取り組んできた。この結果、再検査の受診率が５割から８割に増え、残業時間が２～３割ほど削減に成功した。また社員同士がスポーツを楽しむ場面も増えた。認定は、「健康経営銘柄2018」にも選定された同社の取引先、東京海上日動の豊橋支社と地方創生室の協力で実現した。
　嵩社長は「取り組みを始めて３年ほどで社内の空気がかわり、残業時間削減などの効果が出始めた。まだまだ道半ばですが、今後も社員が仕事もプライベートも充実した幸せな人生を送ることができるよう、健康経営に尽力していきたい」と話す。
（竹下貴信）