豊橋総合動植物公園の名物園長が卒園へ

2018/03/25 00:00(公開)
動物とのエピソードを紹介する齋藤さん=のんほいパークで
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の名物園長として活躍した齋藤富士雄さん (69)が、3月末で卒園するのを前に24日、園内なかよし牧場前で特別講演を行った。「のんほいパーク物語」と題し、動物たちから学んだ命の素晴らしさについて、集まった子どもたちに語りかけた。
 新城市出身の齋藤さんは、獣医師として保健所や食肉衛生業務に携わってきた。2005(平成17)年8月、のんほいパークに管理事務所長(現在の園長)として赴任。09年から17年3月まで、嘱託職員として園長の職を担った。現在はアニマルアドバイザーとして動物ガイドを担当している。
 この日は、園で過ごした13年を写真や動画などで振り返りながら、「生きるパートナー」として動物たちとのエピソードを紹介。1973年に来園したアジアゾウの「ダーナ」と、テナガザルの「ピッピ」ら「のんほいパークの主」たちとの思い出として「ダーナには泥や水をかけられ、さんざんいじめられた。ピッピは言うことを聞いてくれない」と笑顔でぼやいた。また、08年に完成したサルデッキは予算が足りずに黒色に塗れなかったことなど、裏話も披露した。
 講演後、飼育員らから「長い間、お疲れさまでした」と花束を手渡され、来園者の少女からは手紙をもらうなどした齋藤さん。動物たちへ大きな愛情を注ぎ続けた園長生活を振り返り、「お客さんや職員、パートナーの動物たちがよくしてくれた。感謝しています」と謝意を示した。
(飯塚雪)
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