アシカやアザラシ、オットセイなど手足がひれ状の形をしている海獣の投票イベント「ヒレアシ甲子園」で、豊橋総合動植物公園（のんほいパーク）のゴマフアザラシ「もなか」（雌、５歳）が３位入賞を果たした。同園は「なんとか３位に滑り込めた。職員と動物園ファンが一体となり頑張ってきたことが、この結果につながりました」とほっと胸をなでおろしている。
　出場したのは、日本各地の動物園・水族館47園で飼育されている47頭で、愛される一芸を持って集結。もなかは通常のゴマフアザラシの目が真っ黒なのに対し、白目部分が大きく、キョロキョロと目が動く様子がよく分かる「かわいいキョロ目」で参戦し、18万７０５２票を集めた。エントリーした動物園13園の中では１位だった。
　もなかには、ご褒美として佐原光一市長から大好物のイカが贈られる。22日午前11時40分から展示場で、来園者も見ることができる。
　優勝旗が贈られる人気ナンバーワンには、“やく払い”でおなじみの三重県・伊勢シーパラダイスのセイウチ「ヒマワリ」、２位は東京都・よみうりランドのカリフォルニアアシカ「リップ」が輝いた。また、東三河からは蒲郡市竹島水族館のアシカの仲間オタリア「ラブ」（雌、推定８歳）も出場し、13位だった。
　総投票数は１１１万８５６７票。期間は３月16日～４月15日で、インターネットの特設ページで募った。甲子園は、東京の大規模複合施設「サンシャインシティ」内の運営管理を行うサンシャインエンタプライズ（東京）が主催し、初めて開催された。　
(飯塚雪)