豊橋で「うんこパラダイス」

2018/04/23 00:00(公開)
大きな便器から顔をのぞかせる男の子=ここにこで
 にわかに注目を集める「便育」を取り上げた体験イベント「おどろきワンダーランド うんこパラダイス」が、豊橋市こども未来館ここにこで開かれている。「うん工作」や「うん動会」など、個性的な企画を通じて子どもたちに伝えるのは「うんこをするのは恥ずかしくないよ」というメッセージだ。
 排便を汚いものや恥ずかしいものとして、学校などでトイレに行くことをためらう子どもが多い現状を憂い、楽しみながら重要性を学んでもらおうと同館が企画。
 発案者の1人で同館スタッフの笹田貴洋さん(34)は「一番身近で一番嫌われているのに、なぜか面白がられる存在のうんこを、家族で話しながら楽しんでもらいたい」と、くすっと笑えつつ、知識も身につく工夫を施した。
 例えば、1回の排便の重さは手作りの模造品を手に持って体感でき、生涯で使うトイレットペーパーは10分の1にあたる200個を積んで見える化した。
 初日の21日には、子どもたちがケラケラと笑いながら、クイズを表示した金色の便器をのぞき込んだり、大きな便器の中に入り「あぁ流れる」などと言ったりしながら、写真撮影を楽しんでいた。
 5月8日まで。期間中、粘土や新聞を使った「うん工作」(22日、5月3~6日)や、おなか元気教室(東三河ヤクルト販売協力、28日)があるほか、玉入れとそうじ合戦の「うん動会」は5月5、6の両日午前10時半と午後1時半で、30分前からエントリーを受け付ける。また、28日からは縦、横6㍍の空気で膨らんだ“うんこ型ドーム”も設置され、中に入って遊べる。
(飯塚雪)
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