豊橋石巻中生徒が茶摘み

2018/05/02 00:00(公開)
慣れない手つきで丁寧に葉を摘む生徒ら=豊橋市立石巻中学校で
 八十八夜(2日)を前に1日、豊橋市立石巻中学校の全校生徒約340人が初夏を思わせる日差しの下、学校を囲う茶畑で茶の摘み取りに汗を流した。
 同校は1928(昭和3)年度に農業後継者養成学校として開校した経緯から、農業実習の一環で茶の木が校庭や中庭など全長260㍍にわたり植えられている。茶摘みは80年以上の歴史を誇る伝統行事。
 この日は、生徒たちが新芽の芯と葉2枚の「一芯二葉」を丁寧に手摘みした。
 茶畑を世話する緑化委員長の3年佐々木梨乃さん(15)は「たくさん取れるよう手入れしてきた。地域の人においしいと言って飲んでもらえたらうれしいです」と話している。
 この日の収量は13・2㌔。摘み取った茶は製茶し、月末に給食の時間で楽しむほか、地域の保育園や市民館、施設などに配る。
(飯塚雪)
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