愛知県美術館ギャラリーで開かれている公募展「62nd中部国展」(国画会名古屋支部主催)で、豊橋市の石掛延子さん(52)の作品「凸と凹」(F100号)が入選した。豊橋市から入選者が出るのは22年ぶりという。展示は24日まで。
高校時代に芸大を目指して画塾に通い、県立芸術大学で油彩を専攻、同大学院を修了した。現在は仕事の傍ら制作に励む。今春に市内のアートサロン「ミューズ」で初個展を開いた際、店の代表で国画会会友の本多和慶さんから出展を勧められたという。
「凸と凹」は以前から石掛さんが人間の内面や絆などを描くシリーズ作品。入選作は「個々が持っているでこぼこ(長所や短所)を表現した。自分が短所だと思っている部分でも、見方によっては長所になることもある。弱い部分も良いと思って受け入れられることもあるので、落ち込まないで認めてほしい」との思いを込め、赤系、青系、混色のアクリル絵の具で幾何学模様を描いた。
「もう少し手を入れたい気持ちもあったので受賞は驚いた。今後も人間の内側を描いていきたい」と石掛さんは話す。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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