「ユースモデリングコンテスト豊橋2025」が18~19日、豊橋市松葉町の「こども未来館ここにこ」で開かれた。19日に成績発表があり、グランプリは都立蔵前工科高校模型部の「伝承と創造」が、準グランプリは岡山理科大学付属高校科学部の「安土城」が受賞した。
2日間の来場者投票で計1460票が集まった。グランプリ受賞の蔵前高校は、高校創立100周年記念として「モノづくり」の象徴となる工場地帯を描いた。小さなジオラマの中に、ガントリークレーンや船、ガスタンク、機関車、コンテナなどさまざまな建物や小物を市販の既製品を使わずに作り込んでいる。
夜の工場を照らすライトを配置し、背景と一体化して上に伸びる煙突からは加湿器の煙が出ている。学校に今年新設されるロボティクスコースをイメージしたという2足歩行の大型ロボットもある。
製作チームリーダーの兒玉光征さん(1年)は「指導してくれた先輩やOB、顧問の先生や支えてくれた家族に感謝を伝えたい。来年も連覇目指して頑張りたい」と語った。
準グランプリ受賞の岡山理科大付属高校は上位入賞の常連。市販の既製品を一切使わずにプラスチック板などからすべて組み立てる技術力の高さが毎年高い評価を得ている。
今年の作品は国指定特別史跡の安土城。本能寺の変の後に焼失した城を再現した。天守は建築学者内藤昌氏の復元案に沿った。複雑な構造の屋根や窓などを忠実に作り込んでいる。
制作メンバーの渡辺梨穂さん(1年)は「自分たちができることを精一杯やった。次はグランプリ目指して頑張りたい」と語った。【岸侑輝】
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他の受賞は以下の通り。(敬称略)
ベストプレゼン賞、やしの実高校賞=都立蔵前工科高校模型部▽ベストアイデア賞、ドラパス賞=精道三川台高校総合科学部▽ベストユーモア賞、三鷹トレーディング賞=清風中高模型アニメ部▽ベスト技術賞=岡山理科大附属高校科学部▽ベストチームワーク賞=海城中学高校模型部▽エコーテック賞、NZダイスキドットコム賞=桐蔭学園中等教育学校鉄道研究部▽トヨコン賞=県立豊橋工科高校模型部「ゴジラ制作本部」▽ミネシマ賞=県立豊橋工科高校模型部「ジオラマ班」
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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