児童が磯辺校区防災マップづくり

2018/05/09 00:00(公開)
まちを歩きながら調査する児童や住民ら=豊橋市の磯辺校区で
 豊橋市立磯辺小学校の児童が8日、地域住民らと校区の危険箇所などをまとめる「防災コミュニティマップづくり」を始めた。6年生約110人が自治会メンバー約30人と一緒に校区を歩き、調査した。年度内に防災マップを作り、校区各世帯や小・中学生に1部ずつ配布される。
 市が2013(平成25)年から数校区ずつ実施している「防災まちづくりモデル校区」事業として、マップ作りを通じて地域住民とともに防災意識の向上を図るねらい。
 同校区の一部は、市の南海トラフ地震被害予測調査で津波により最大2~3㍍の浸水が想定されている。
 児童らは地域住民と13のグループに分かれ、それぞれのコースを歩きながら調べて回った。マンホールや倒れそうなブロック塀、瓦屋根の場所など危険箇所を地図上に記入し、写真に撮っていった。
 同行した市防災危機管理課職員からは海抜表示や高い方へ避難するなどの説明を受けたり、住民から地形についての話を聞いたりもした。
 同課の須田康課長補佐は「地震で津波被害も懸念されている。自分たちでマップを作ることによって、みんなで考えてもらうようになれば」と話している。
 児童らは今後、マップ作成の説明などを受けたあと、マップ作りに取り掛かる。7月には活動の発表も予定されている。
(井嶋義典)
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