田原の女性消防団ら応急手当普及員講習受講

2018/05/13 00:00(公開)
普及員講習を受ける女性消防団員ら=田原市消防署で
 田原市で今年4月に初めて任用された女性消防団員が12日、同市消防署で救命講習の指導に必要な資格取得のため「応急手当普及員講習」の受講を始めた。女性消防職員から講義や実技、指導法を学び、今後の消防団活動に生かす。
 女性消防団員9名が受講。4日間計24時間かけて、一般向けに開かれる心肺蘇生や自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学ぶ「普通救命講習」を指導する知識や技術を習得する。
 普及員講習では、応急手当や救命処置、医学的な基礎知識、指導技法などさまざまな項目を学び、修了証が交付される。
 初日のこの日は、女性団員4人が青とオレンジの活動服姿で講習を受けた。応急手当の重要性や指導原則などの講義を受けた後、講習用のマネキンを使って救命処置の流れや手順を指導者の目線から学んだ。指導に当たった救命救急士でもある消防職員から細かな注意点を聞きながら実地練習、積極的に質問が飛んだ。
 看護師をしている団員の河合志帆さん(39)は「仕事でも救命にも携わっているのでいい勉強になる。消防団のイメージアップにつなげ、女性ならではの目線で地域貢献ができれば」と意気込みを話した。
 女性団員らは救命講習の指導のほかにも、啓発イベントや防災訓練などでの任務を担っていく。
(井嶋義典)
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