豊橋の望月工務店が新たに三つの国内外デザイン賞

2024/11/29 00:00(公開)
東田神明宮(提供

 豊橋市下地町の「望月工務店」が、新たな世界的なデザイン賞を相次いで受賞した。スイスの「BLT BUILT DESIGN AWARDS」、香港の「DFA Design for Asia Awards」、日本の「ウッドデザイン賞」の三つだ。

 

 対象となったのは、豊川市の「星野神社覆殿・本殿」と住宅「不惑の一棟」、豊橋市の「東田神明宮拝殿・幣殿・渡殿・神饌所」の3プロジェクト。日本の伝統的な木造建築技術である宮大工の技と、現代建築の洗練されたデザインを融合させた高い技術力と革新性を体現している。

 

 星野神社は、伝統的な神社建築の様式を踏襲しつつ、現代的な素材と技術を駆使することで、新たな神社建築の可能性を示した。「不惑の一棟」は、木造建築の温かさと現代的なライフスタイルを両立させた快適で美しい住空間。東田神明宮は、地域の歴史と文化を尊重しつつ、現代のニーズに対応した地域社会の新たなシンボルとなる。これらが、国内外で高く評価された。

 

 望月工務店は創業以来、地域に根ざした工務店として、顧客のニーズに応える質の高い建築物を提供してきた。近年では、伝統的な木造建築技術を継承しながら、現代建築の要素を取り入れた革新的なデザインに挑戦し、高い評価を得ている。

 

 今回の受賞について、望月工務店の望月成高社長は「社員一同の努力の賜物であり、大変光栄。今後も、伝統技術を継承しつつ、革新的なデザインに挑戦し、地域社会に貢献していきたい」とコメントした。

 

 「星野神社」と「不惑の一棟」は、すでにドイツやイタリアのデザイン賞を受賞している。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、取締役編集長。こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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