外食の「物語コーポレーション」(豊橋市西岩田5)が国内で展開する食べ放題チェーン「焼肉きんぐ」が、海外に初出店する。現地企業のフランチャイズとして、フィリピンに1号店が26日にオープンする。
同社は2012年から海外展開しており、中国、インドネシア、香港、米国、フィリピン、シンガポールに進出している。フィリピンには今年4月、ハンバーグ専門店「NIKU NIKU OH! KOME(肉肉大米)」をマニラの大型商業施設「SMモール・オブ・アジア」にオープンしており、「焼肉きんぐ」も同じ施設内に出店する。
海外の店舗名はアルファベットの「YAKINIKU KING」。若年層が多く、今後の経済成長も見込めるフィリピンを海外1号店の地に選んだ。
コースは、約60品のセレクト(999ペソ=約2600円)、約100品のキング(1099ペソ=約2800円)、約110品のロイヤル(1499ペソ=約3900円)の3種類。基本的に日本と同じ品質・内容のメニューを用意するが、フィリピンの伝統的なスイーツ「タホ」や「ミロトースト」といった現地限定メニューもある。価格設定は、現地の人気食べ放題店を参考にしたという。
店舗は約440平方㍍と日本より広く、大家族での利用が多いと見込み、日本にはない8人席や10人席も用意した。同社は「焼肉きんぐは広い店舗面積が必要で出店場所は限られる可能性もあるが、着実に増やしていきたい」としている。
「焼肉きんぐ」は国内で355店舗を展開するテーブルオーダー形式の食べ放題店で、国内焼肉市場で売上高1位のチェーン。同社は2030年6月期に、海外事業の売上高比率14%を目標に掲げている。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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