「まもる会」が設楽原古戦場の馬防柵を修繕

2024/12/15 00:00(公開)
馬防柵を修繕する参加者=新城市大宮で

 「設楽原をまもる会」が14日、新城市大宮の「長篠・設楽原の戦い」の古戦場にある馬防柵の修繕に取り組んだ。

 

 1575年にあった戦いで武田軍の騎馬隊に対抗するため、織田・徳川の連合軍が馬防柵を築いたとされる。1980年に公開された黒澤明監督の映画「影武者」で描かれて来訪者が増えたのを受け、柵を再現する機運が高まった。同年に「まもる会」が発足し、82年までに約100㍍にわたる馬防柵を再現した。毎年部分的に修繕している。

 

 今回は北端にある長さ8・7㍍、高さ3㍍の「鉄砲構え」の柵を対象とした。杭となる縦方向の木を固定するために基礎を設けたほか、横方向には注入材を使って新たな柵を設置し、針金で固定した。 会員のほか豊橋市からのボランティアを加えた25人が参加した。周辺の清掃もあった。

 

 まもる会は毎年6月に「設楽原決戦場まつり」を開く。来年は戦いから450年の節目を迎える。内藤彰会長は「市や他の市民団体と協力して取り組みたい」と話した。

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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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