東三河で側溝の鉄製ふたの盗難急増 金属価格高騰で換金が目的か

2025/04/20 00:00(公開)
300枚以上の縞鋼板がなくなった現場=豊川市御津町下佐脇で

 豊橋、豊川、田原の3市内で今年に入り、道路側溝に設置する格子状の鉄製ふた「グレーチング」が盗まれる被害が相次いでいる。道路を管理する各市によると、いずれも夜間の仕業とみられる。豊川市内では1カ所で数百枚が被害に遭うケースもあった。

 

 豊川市では2月と3月の2回、いずれも御津町下佐脇の側溝や集水ますからグレーチングのほか、板状の「縞(しま)鋼板」と呼ばれる鉄製ふたがなくなった。いずれも人通りがほとんどない夜間に盗まれたらしい。豊川署に被害届を提出した。

 

 最初の被害は2月25日頃、園芸施設に隣接する側溝のふたに用いた縞鋼板が盗まれた。被害範囲は200㍍にわたり、300枚以上がなくなっていた。市河川管理課によると被害額は150万円に上る。同地内では3月12日にも集水ますの落下防止用のグレーチングが14枚なくなった。

 

 河川管理課の杉浦英治課長補佐は「農地に車を乗り入れるため、代用品で部分的に応急処置は施した。被害規模が大きすぎるので、すべてのふたを更新するかは今後検討したい」という。

 

 田原市内では今月8~11日、赤羽根町、若見町、池尻町で側溝グレーチング27枚と集水ます用の縞鋼板4枚(計47万4000円相当)が盗難被害に遭った。被害箇所には転落防止のバリケードなどを張ったり、コンクリート製のふたを代用したりした。

 

 市維持管理課の森下貞延課長補佐によると、被害現場はいずれも赤羽根地区の国道42号北側、園芸施設の集積する地域で夜間は人通りがほとんどない。2年前も市内で盗難被害はあったが、近隣で集中的に被害に遭った点が異なるという。

 

 豊橋市は田原市内の被害報道などを受け、15日から河川課と道路維持課で市内のパトロールを開始。16日にLINEシステムで市民から通報を受けた。現場は船渡町の田畑や河川敷付近の4カ所で縞鋼板1枚を含む計5枚の被害を確認。中には110㌢四方で約80㌔の大型サイズもあり、複数で持ち去ったものとみている。

 

 近年の金属価格上昇を受け、鉄製のふたなどが換金目的で盗難にあったとみられる。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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