新城軽トラ市が縁で三ケ日みかんアイスと輪島の塩のコラボ商品

2025/07/25 00:00(公開)
「三ケ日みかんアイス」のコラボ商品を持つ伊藤代表。手前は輪島の海塩=浜松市浜名区三ケ日町で

 浜松市浜名区三ケ日町の「三ケ日製菓」が製造するアイスに石川県輪島市の塩を加えた「三ケ日みかんアイス(わじまの海塩)」が誕生した。6月の新城軽トラ市を視察した輪島朝市の担当者からコラボの提案があった。27日の軽トラ市で販売する。

 

 能登半島地震で被災した輪島朝市などの復興を願い、新城の軽トラ市では石川県の特産物を販売して支援を続ける。

 

 6月22日には朝市の関係者16人が視察した。三ケ日製菓のブースで「三ケ日みかんアイス」を購入。伊藤暢洋代表と連絡先を交換した。その後、塩を加える提案を受けた。

 

 アイスは三ケ日特産のミカンを使う。7年前に開発し、甘みたっぷりな味を楽しめる。そこに「能登・わじまの海塩」を加えることにした。「塩は水ようかんに少し使うこともあるが、アイスでも応用できるのかと思った。入れてみるとコクが出た」と伊藤代表は語る。

 

 伊藤代表はコラボ化を快諾し、石川から送られた塩を使って製造を始めた。今月12~13日には金沢市内であった出張輪島朝市で販売され、好評を得たという。

 

 石川県内から豆を調達して和菓子を作る伊藤代表。能登半島地震後は被災地支援も考えていた。「こういう形で応援していきたい」と語る。

 

 アイスは1本300円。8月27日には大阪・関西万博での出張輪島朝市で、同31日には輪島市の「全国軽トラ市」でも販売する。

 

 輪島朝市の支援に尽力する愛知大学地域政策学部の戸田敏行教授は「今後も連携が深まって支援の輪が広がってほしい」とコメントした。

コラボ商品㊨と通常の「三ケ日みかんアイス」
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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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