大村秀章知事は22日の定例記者会見で、豊橋市の「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」の継続の賛否を問う住民投票(20日)の結果、賛成が多数となったことについて「県としても事業の円滑な推進に協力していく」などと述べた。
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【豊橋新アリーナ】住民投票は賛成多数で結了、長坂市長「重く受け止める」
大村知事は、長坂尚登氏が当選した豊橋市長選後の昨年11月19日の記者会見で、就任したばかりの長坂市長がアリーナ事業の契約解除手続きを始めたことについて問われ「長坂氏は公約があるから『やります』とは言えないでしょう。もう一回民意を問う、というような話も出ているようですが、最後はそういう決着しかないのかもしれません。重大な関心を持って見守っていきたい」などと述べていた。
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22日の大村知事の主な発言は以下の通り。
当日の午後8時、出口調査をしたいくつかのメディアが「6対4」で賛成が多かったと報じた。そして、事業の再開につながっていくだろうとあった。投票の結果、10万6157票が賛成、8万1654票が反対となった。豊橋市の投票率は65・67%。最近では国政選挙も含め、一番高い投票率になったのではないか。この高い投票率の中で賛成が反対を上回った。その差は約2万5000。圧倒的大差ではないが、僅差でもない。民意は示されたということだ。
長坂市長も「投票の結果には従う」と言っておられるので、これで事業が再開されて進んでいくということになると思う。県としても基本計画の策定、事業者選定の手順などで補助をしてきたので、民意を得て再開するのだから、事業の円滑な推進に協力していきたい。
4月に日本最大、アジア最大規模のIGアリーナが完成し、ちょうど大相撲名古屋場所のこけら落としの興行をしているところ。アリーナ事業はスポーツやコンサート、エンターテインメントを開き、街のにぎわいの中核となるような役割がある。5月にはハンス・ジマー氏のコンサートがあった。大相撲も多くの人に喜んでもらっている。遠方からも多くの人が来ている。8月には八村塁選手が来る。9月には「モンスター」井上尚弥選手のビッグタイトルマッチ。さらに年内はいろいろな行事とイベントがひっきりなしにある。街に活力を与えるにぎわいができることを、多くの市民、県民に体験、体感してもらいたい。
今後は豊橋市、市議会の皆さんが一緒になって、適切に対応し、進めていただけるのだろうと思います。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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