「豊川学校の日」一宮西部小で不審者対応教室

2018/05/20 00:00(公開)
不審者役の職員㊨との対応訓練に臨む児童ら=一宮西部小学校で
 豊川市は19日、今年度の最初の「学校の日」として小中学校が一般開放され、各校で行事が行われた。新潟県で女児が帰宅途中に殺害された事件もあり、一宮西部小学校(柴田斉子校長)では普段から一宮中学校区の警備を務める豊田東海警備グループによる不審者対応教室が開かれた。
 同社職員5人が講師を務め、管理室の小林恭子さんが「不審者は見た目では分からない。どんな人でも、知らない人が声をかけてきたら注意して」と求め、校区内にある雑木林に接した道路や、夜間は暗闇に包まれる公園の危険ポイントを写真で紹介した。
 また、腕を上からつかまれたら下に振り下ろす、抱きつかれそうになったらしゃがむなどの動作や、携帯する防犯ブザーの定期点検もアドバイス。「一定の距離を保ちながら、とにかく大声を出して助けを求めて」と、ロールプレイングとして児童が不審者に扮した職員から身を守り、助けを求める訓練も行った。
 一宮中学校区内では4月から不審者情報がたびたび発生しており、父母にメール配信で周知している。柴田校長は「きょう教わったことを頭の中に入れ、役立ててほしい。本当に怖い時は声を出しにくいと思うけど、命を守るために叫んでほしい」と児童に呼び掛けた。
 教室は低学年と高学年に分かれて行われ、全校生徒592人が参加。父母ら約30人も来校し、関心の高さをうかがわせた。
(由本裕貴)
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