田原市立童浦学校の新屋内運動場が完成

2024/08/29 20:00(公開)
右側が新屋内運動場、左側が児童クラブ=田原市立童浦小学校で

 田原市立童浦学校の新屋内運動場が完成した。市内小中学校初の空調設備付きで、災害時の避難所として役立つ。供用開始は9月2日。

 昨年9月、旧プールがあった場所に建設が始まった。鉄骨造2階建てで延べ1274平方㍍。アリーナのほか、児童クラブや防災倉庫が併設されている。総工費は5億2239万円。

 ガスヒートポンプエアコンと輻射パネル計8組からなるハイブリッド型輻射式冷暖房システムを採用。電源自立型で、ガスバルクから発電する。平時から貯蔵量50%以上を維持し、災害時でも最低3日間は冷暖房と照明機器やコンセントに電力を供給できる。

 床面は長尺シートを使い、弾力性があってけがをしにくいほか、パイプ椅子などを置いた際に傷付きにくい。壁面や出入り口、窓ガラスなどは断熱性を高めている。外壁はガルバリウム鋼板で耐久性が高い。

 学校施設開放時の空調費は、実際にかかる費用を見て検討を進める。旧屋内運動場は解体して駐車場にする。

左側キャットウオーク下部にあるのが空調設備
右上がエアコン、下が輻射パネル、左が送風機
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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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