通学路のブロック塀点検 豊川市ではルート変更

2018/06/20 00:01(公開)
プール外壁のブロック塀から離れて下校する子どもたち=豊川市内で
 18日朝に発生した大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震で、倒壊したブロック塀の下敷きとなり、小学4年生の女児や高齢者らが死亡した。これを受けて、東三河の小中学校でも危険箇所の点検や、通学ルートの変更などの措置が取られ始めている。
 朝の登校中の悲劇を受けて、豊橋市教育委員会などは小中学校の校長に、通学路に危険な場所がないかを点検するよう指示を出した。建築基準法で定められた2・2㍍を超える高さのブロック塀の有無や、自動販売機の状態などを中心にチェックし、不備がある場合は各校での対応を求める。
 具体的な対策を取る学校も出ている。豊川市の市立桜木小学校では、プールの南西側に立つブロック塀が通学路に面している。小4の女児が亡くなった大阪府高槻市の寿栄小学校と同様、ブロック塀に沿うように児童向けの歩行者用通路「グリーンベルト」が設けられている。
 学校側は、大阪で地震が発生した18日の下校時から、ここを通る児童らの通学路を一部変更。ブロック塀から離れた反対側の歩道を通って通学させ、保護者にもメール連絡で周知した。
 また、豊川市立八南小学校でも、プール西側の外壁が通学路に面して立つ。ここはグリーンベルトがブロック塀から離れた道路の反対側に設置されているが、19日の集会や夕礼で教員が近付かないように呼び掛け、登下校時も見守っている。
(由本裕貴)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 光生会 藤城建設 虹の森 住まいLOVE不動産 さわらび会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国