スズキ豊川工場ファイナルフェスタ

2018/07/01 00:00(公開)
来場者に感謝の気持ちを伝える鈴木会長=スズキ豊川工場で
 7月をもって完全撤退する豊川市白鳥町のスズキ豊川工場で30日、最後の地域貢献イベント「スズキ豊川工場ファイナルフェスタ~ありがとう豊川」が開かれ、多くの家族連れでにぎわった。
 1971(昭和46)年の操業開始以来、二輪車を2500万台以上、船外機を約250万台製造してきたが、地震・津波対策や二輪車生産量減少のため浜松工場へ移転。500人近い従業員は近隣工場や事業所に異動となり、豊川工場の47年間の歴史に幕が下りる。

鈴木会長も登場

 オープニングで登場した鈴木修会長は、豊川工場が誕生した当時を振り返り「強烈に印象に残っている。きょうは役員たちと一緒にお礼の気持ちを伝えたい」とあいさつ。鈴木敏明社長も「新しい工場に行かない従業員の分まで、この豊川工場の思いは受け継がれる」と話した。
 ステージでは特撮ヒーローのショーや藤ノ花女子高校マーチングバンド部の発表、餅投げなどで盛り上がり、約半世紀にわたる豊川工場の歴史を振り返る動画も放映された。社員らが露店やゲームコーナーで来場者を歓迎し、オートバイや自動車の展示も行われた。
 同様の地域貢献イベントは秋祭りとして毎年行われていたが、今回は撤退前最後の行事として特別に企画された。撤退後の約14㌶の敷地には大型商業施設イオンモールが進出する予定。
(由本裕貴) 
二輪車や車が展示されたファイナルフェスタ=同
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