宇宙つかってみりん

2018/08/01 00:00(公開)
だいち1号の画像(2010年2月©JAXA)
#宙三河プロジェクト vol.3
宇宙DATAどこ勝負!?

 Flight Plan Original代表・勝間亮

 さて前回までは宇宙データビジネスについて、かいつまんでご紹介させて頂いたのですが皆さまご記憶でしょうか?
 宇宙データとは人工衛星から撮影され、地上に蓄積されたビックデータだと紹介しました。これまで、宇宙データは商業用に企業間で取引されていたり大学などの研究に使われることが多く、一般の市民にはほとんど見る機会もなかったのですが、世界的な宇宙開発の民間企業参入の流れを受けて状況は変わり、いまや、どれだけたくさんの人に簡単に使ってもらえるかを競う時代になりつつあります。簡単に検索でき、活用できる環境を整えることで利用者の裾野を広げ、衛星本体の需要を高め宇宙産業全体の活性を図ろうとしているのです。
 無料で取得でき、必要な加工したデータを好きなだけ販売してもよい、そんなお得なデータプラットフォームの提供が実は、すでに始まっているのです。
 国立研究開発法人「産業技術総合研究所」では、NASAの地球観測衛星「TERRA(テラ)」 に搭載された経済産業省が開発した資源探査用将来型センサ「ASTER(アスター)」のデータをサイト「MADAS」で公開しています。
 また欧州ではコペルニクスという地球観測プログラムのために作られたセンチネル衛星「シリーズ」の観測データがEO-Browserというサイトで閲覧・取得が可能です。
 さらにデータ総量は少ないですが、国産衛星「だいち1号」で取得された分解能10㍍平方クラスの画像もJAXAから公開されています。
 操作の仕方や使い方もサイトに用意されていますので、なんとなく画像を眺めてみてください。まだ誰も思いつかなかった衛星画像の使い方を発見し、ビリオネア(億万長者)になるのはあなたかも知れません!
 なお、紹介したサイトは画像を検索する形で進めていますが、政府はより大規模なデータ処理に適した形でのプラットフォームの整備を進め、本年度のデータ提供開始を目指しています。続報が入り次第、本コラムでご紹介したいと思います。
EO-Browserで取得したラグーナ蒲郡一帯(2018年4月)
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