夜の動物園が楽しめるイベント「ナイトＺＯＯ（ズー）」が11日、豊橋総合動植物公園（のんほいパーク）で始まった。今回から観覧エリアを拡大、トラとライオン、リスザルも見られるようになり、家族連れらは暗闇に浮かび上がる幻想的な動物たちに見入っていた。
　ナイトＺＯＯは毎回、大勢の人が来園する夏の人気イベント。
　暑さ和らいだ夜、ライトアップした園内では親子らが、猛暑で日中動きが少ない動物たちの活発に動き回る姿を観察したり、乗り放題の遊園地で乗り物に乗ってはしゃいだりして夕涼みを堪能した。親戚と一緒に来た小学２年の女の子は「シロサイが近くに来てくれて、うれしかった」と喜んでいた。
　展望塔には「夜空に煌（きら）めく光のサーカス」をテーマに、サーカスと花火の美しい映像が映し出され、夜の園内を盛り上げた。また、大道芸人のパフォーマンスや屋台が並ぶ「星空グルメガーデン」など、期間中はさまざまなイベントが楽しめる。
　開催日は19日まで連日と25・26日、９月１７日までの土・日曜、祝日の計18日間。開園時間は午後５時から同９時までで、昼間の営業は午後４時で一度閉める。入園料は大人１２００円、小・中学生６００円、駐車場無料。雨天時は中止となる。
（飯塚雪）