未来の豊橋へ中学生が提言

2018/08/28 00:00(公開)
佐原市長(手前)の前で意見を発表する生徒ら=ここにこで
 豊橋市の佐原光一市長と市内全23中学校の代表生徒が意見交換する「中学生まちづくり委員会」が27日、同市こども未来館ここにこであった。2年生23人が「未来の豊橋への提言-住み続けたいまち豊橋」をテーマに語り合った。
 市政についての関心を高めるとともに、未来の豊橋のリーダーを育むことを目的に1994(平成6)年度から行っている。
 今回からスポーツや文化、子育てなどを担当する各部の部長が参加し、より詳しく市の情勢を伝え、生徒らの意見を吸い上げられるように工夫した。
 四つのグループに分かれ、地域に足りないものや改善点などを出し合った。その後の発表会では、子育て世代や障害者が暮らしやすい街や、自然を生かしたふれあいの街など、未来の“豊橋像”を熱く語った生徒たち。安全面から歩道を広くしたり、通学路に街灯を立てたりすることを求め、「将来、東京へ出ていっても、子育てするときには豊橋へ戻ってきたいと思えるまちをつくりたい」などと話した。
 一方で、交通機関の無料化や施設建設を求める意見が相次ぎ、佐原市長からは「タダにする分、誰かが負担するということ。社会の仕組みを考えた上で提案してほしい」と厳しい発言もあった。
 市立二川中学校の中村桃さん(14)は「他校の人と触れ合い話し合うことがないので、とてもうれしかった。もっとこういう場が増えてほしい」と話した。
(飯塚雪)
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