木村さんら豊橋で独創的なダンス創作

2018/09/13 00:00(公開)
12日みずのうえで創作活動をするダンサーら=豊橋市の大豊商店街で
 国内外で活動する振付家でダンサーの木村玲奈さん(36)=東京都=らが豊橋市内に滞在し、ダンス作品「どこかで生まれて、どこかで暮らす。」を創作している。17日には豊橋駅周辺4カ所で発表する。
 作品は2012(平成24)年から創作を始め、出身地の青森県や台湾など6カ所で取り組んだ。その土地の方言をツールの一つに、公演先を転々とし、その土地に住むことで作品の変化を試行し続けている。
 木村さんは6~17日まで、ダンサーや映像作家ら計7人で滞在する。期間中は、市公会堂や市美術博物館などを巡る過程で、市井の人との出会いなどから豊橋の記憶を蓄積。ダンサーはそれを携え、ダンスとして表現する。週末にはワークショップも行い、創作プロセスの一端を市民に体感してもらう。
 木村さんは「私たちは尋ね人。自分たちが豊橋の素敵なところを提示することで新しい見方が生まれたら」と話している。
 穂の国とよはし芸術劇場プラットが行うダンス・レジデンスの一環。今年度は公募などで選ばれた4組が予定している。
 発表は、同市上伝馬町の喫茶水鳥(午前10時)、水上ビル大豊商店街クロノ商店隣(午後2時)、同商店街みずのうえ(同2時半)、プラット(同3時20分)。予約不要で、観覧無料。喫茶水鳥での飲食代は実費。
(飯塚雪)
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