検査データ改ざん免震装置、県施設でも設置か

2018/10/18 00:00(公開)
 県は17日、国土交通省が16日に公表した油圧機器メーカー、KYBおよびカヤバシステムマシナリーが製造した免震オイルダンパーの検査データ改ざん問題を受けて、県有施設を調査した結果、▽県庁本庁舎(名古屋市中区三の丸3)▽県警本部庁舎本館(同三の丸2)▽あいち小児保健医療総合センター救急棟(大府市森岡町)の3棟でも、不適合の可能性がある免震オイルダンパーが設置されていることが判明したと発表した。
 他の県有施設でも使用されていないか現在確認中という。
 県によると、県庁本庁舎の免震工事は2009年12月の竣工で、免振ダンパー数は14基。県警本部庁舎本館は2016年2月の竣工で、ダンパー数は14基、あいち小児保健医療総合センター救急棟は2015年11月竣工で、ダンバー数は6基。
 県は、同社に対し、現在、国土交通大臣認定仕様への適合性について報告を求めており、不適合が明らかになった場合には是正指導を行う方針。
(後藤康之)

新城新庁舎も

 新城市はこの日、今年4月に竣工した新城市役所新庁舎で採用した免震装置の一部に、該当製品が含まれている可能性があると発表した。
 同市によると、新庁舎建設工事の施工会社と設計事務所から不適合製品の出荷期間内に出荷・納入されている製品と情報提供があった。採用した免震装置(3種類31基)のうち免震オイルダンパー4基が該当製品とされる。メーカーからの通知はないという。
 同市は施工会社と設計事務所からの報告に基づいて対応する。
(安藤聡)
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