前節20~21日の「シーホース三河」戦は、予想通りの激戦でした。得点力の高い三河を波に乗せてしまったのが敗因でした。40分間戦い続けるタフさが足らなかったと痛感しています。
初戦は激しいディフェンスで三河のミスを誘い速攻、3点シュート(3P)へとつなげてリードを奪いました。第2クオーター(Q)もディフェンスの強度を緩めず、最大21点差までリードを広げます。一方、三河はシュート成功率でリーグトップ。インサイドの得点と3Pを高確率で決めて追い上げ、10点リードで前半を終了。後半も三河の勢いを抑えられず試合をひっくり返されます。大浦、吉井の両選手の3Pで食い下がりますが、三河に後半だけで3Pを11本すべて決められ悔しい逆転負けでした。
第2戦は出だしから三河ペースでした。高確率な3Pアタックなど三河の良さを消せず、リバウンドも支配され第1Qは16点のビハインドを背負ってしまいます。第2Q冒頭でフェニックスは激しいディフェンスから速攻で流れをつかんで8点差に迫りました。その後は三河の3Pやインサイド攻撃で効率よく得点される展開。第4Qでデイズが3本の3P、ヌワバの豪快なダンクもあって追い上げますが前半の得点差が響きました。
初戦は4本の3Pを含む31得点と13本のリバウンド、第2戦も19得点5リバウンド、4アシストの活躍でチームを引っ張りました。ここまで外国籍選手の故障離脱が続く中、出場時間31分、1試合平均で20得点、7・8本のリバウンド、アシストは4・1本とフル稼働の活躍を見せてくれています。ディフェンスでも相手の得点源を止める「エースキラー」として常にアグレッシブな姿勢です。特に跳躍力を生かした豪快なダンクは必見です。NBAでも十分な実績を持つヌワバ選手の今後のプレーに期待してください。
24日はアウェーで「富山グラウジーズ」との対戦。早い展開が得意な富山は、リーグトップクラスの得点力を誇る外国籍選手に要注意です。アグレッシブなディフェンスを40分間続けられるかが鍵です。
今週末の27~28日もアウェーで「群馬クレインサンダーズ」戦。群馬は守備力が高く、リーグ随一のスローペースでじっくりと攻撃を組み立てるのが特徴です。早い展開が得意なフェニックスと対照的です。ディフェンスから得意のペースに持ち込めたチームが勝利に一歩近づくことができるでしょう。今年最後の試合をチーム一丸でつかみとってほしいです。
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