バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は20日、「シーホース三河」と豊橋市総合体育館で対戦。前半は最大21点差をつけたが、後半はディフェンスの乱れから主導権を握られ、94対109で逆転負け。4424人を前に、今季初の「愛知ダービー」を白星で飾れなかった。次戦は21日午後3時5分から。
第1クオーター(1Q)はデイビッド・ヌワバ選手を中心に高確率で3点シュート(3P)を決めて主導権を握った。終盤には三河の激しいディフェンスをかいくぐり、キャメロン・ジャクソン選手の技ありのレイアップ、津屋一球選手のロング3Pが決まり、流れをつかんだかに思われた。
しかし第2Q以降は徐々に三河にペースを握られた。2Qは10点差に詰め寄られ、第3Qはダバンテ・ガードナー選手に連続3Pを決められ、逆転を許した。第4Qはターンオーバーや守備の連携ミスなどから、三河に5本の3Pを許し、大敗した。チーム最多得点はヌワバ選手の31得点。14得点の吉井裕鷹選手、12得点のジャクソン選手が続いた。
大野篤史ヘッドコーチは「いくら点数を取れてもディフェンスでしか自信を得ることができない。うまくいかないプレーを引きずり、ディフェンスを40分間やり続けることができていない。悪いことを引きずっていたら良いことは来ない。人生と同じ」と振り返った。
3P11本を含む64失点の後半について「前半はすごく良かったのに、後半は(ゲームプラン通りに)全然できていない。ヘルプディフェンスができてないことに尽きる。1回やられて受け身になり、やられたくないから引いてしまって、ボールを回されてオープンスリーを打たれてしまった」と分析。次戦に向けては「こっちに責任を持たせてほしい。『お前が言ったことをやって負けた』くらい言ってほしい」と奮起を促した。
ジャクソン選手は「第4Qはチームがバラバラになっていた。チームが一つになって戦う方法を見つけないといけない」と反省した。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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