豊橋鉄道、豊鉄バス、東三河地域公共交通活性化協議会は、東三河地域の公共交通の現在位置をスマートフォンなどで確認できる新サービス「のってみりん+(プラス)」を来年1月8日から開始すると発表した。
「のってみりん+」は、既存の路線バス位置情報サービス「豊鉄バスNavi」を拡充したものだ。今年9月末にサービスを終了した豊橋市のシステム「のってみりん」の理念を継承し、対象を広げた。「のってみりん」は市内線の特定の車両を狙って乗るファンも多かったため、新しいサービスが待たれていた。
これまでの路線バス(豊鉄バス全線)に加え、新たに豊橋鉄道渥美線と市内線(路面電車)、豊橋市コミュニティーバス(愛のりくんを除く)の運行状況もリアルタイムで地図上に表示されるようになる。
新サービスは、東三河MaaS「いこまい」とも連携する。ウェブアプリ「いこまい」でのルート検索結果から車両の現在地を確認できるようになり、乗り継ぎの計画が立てやすくなるほか、駅やバス停での待ち時間を有効活用できるなどのメリットがある。
導入には「乗りたい車両が今どこにいるか分からない」という利用者の不安を解消し、公共交通利用の心理的ハードルを下げる狙いがある。同事業は国土交通省の「日本版MaaS推進・支援事業」の一環。サービスの利用はウェブ版から可能で、アプリ版の提供開始日は未定としている。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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