豊橋の表浜海岸で津波避難路整備

2018/10/31 00:00(公開)
津波避難路の整備に参加した社員ら=豊橋市小松原町で
津波避難路の整備に参加した社員ら=豊橋市小松原町で
 NPO法人表浜ネットワークが豊橋市小松原町の表浜海岸で取り組む津波避難路木道の整備を、エイブルネットワークの住まいLOVE不動産(同市柱三番町、水野和也社長)の社員らが行った。
 防災の意識を高めようと、同社の豊橋、豊川、静岡県西部など12支店から45人が参加した。
 同ネットワークがサーファーや海岸利用者、地元の人らのために整備を進めている津波避難路で、海岸から後背地の高台へ続く木道。参加者は、豊田市の森林キーパーの指導の下、入り口付近に伸びた雌(め)竹を伐採し、丸太と杭を使って木道階段の整備などを行った。これにより、標高約40㍍ある高台の中腹までの木道が整備された。
 関係機関と連携して防災にも取り組んでいきたいという水野社長は「災害はいつ起こるかわからないということを(従業員らに)理解してもらって、防災への意識を高めたい」と今回の参加について話した。
 表浜海岸には東西約1㌔ごとに道路があるが、津波が来た際、避難路として十分かどうか懸念があり、同ネットワークは自治体や住民の理解を得て避難路を増やしていきたいとしている。だが、定期整備で出た竹の処分や協力してくれる団体が少ないなど、課題があるという。
(井嶋義典)
整備された津波避難路木道の入り口=同
整備された津波避難路木道の入り口=同
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