浜野さんメキシコで書道展

2018/11/07 00:00（公開）

社会文化・エンタメ

メキシコでの展覧会に向け張り切っている浜野さん=豊橋市北山町の自宅で

　書の文化を世界へ発信している書道家・浜野龍峰さん（５８）＝豊橋市北山町＝が１２日から１２月１６日まで、メキシコシティーにある市立バスコンセロス図書館で展覧会「書のある空間」を行う。
　昨年１１月に同図書館で実施した浜野さんの書のデモンストレーションが話題となり、館長から「ぜひ展覧会を」の依頼を受けて快諾、実現した。
　同図書館は「死ぬまでに行きたい世界の図書館」に選ばれており、室内はＳＦ映画のセットをほうふつとさせる。浜野さんはスケールの大きな大作を中心に展示を予定しており、たて９㍍、横１・３㍍の作品８枚で構成する「いろは歌」をはじめ、たて７・４㍍、横１・３㍍の１１枚を使って般若心経を書き上げた「心経」を飾る。このほか、「万葉集」を題材にした作品などを並べる。
　浜野さんは２０００年から海外での活動を開始し、スペインやハワイ、南米を中心に書の魅力を伝え続けており、「世界で類を見ない近代的な図書館で、日本の伝統文化である書の心を感じてもらいたい」と張り切っている。
　また浜野さんは今年度、愛知県国際交流協会の国際交流推進功労者表彰を受賞、海外での活動が評価された。
（竹下貴信）

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