豊川市がイオンモール進出で新たな道の整備検討

2018/11/19 00:01(公開)
国道1号方面から、将来的にイオンモールのメイン出入り口となる場所へ伸びる道。開店後は交通集中が予想される=豊川市白鳥町で
 豊川市が、八幡地区のスズキ跡地に進む大型商業施設イオンモールの進出に備え、近隣の交通集中対策のために新たな道の整備を検討していることが分かった。民間企業の施設進出に備えた自治体による道路整備は、全国でも極めて珍しい。
 この夏操業を終えたスズキ跡地に進出するイオンモールは延床面積約19万1000平方㍍。地上5階で、売り場面積に限れば岡崎、常滑店を上回る県内最大の約10万2000平方㍍となる。駐車場の収容数は平面、屋内・屋上合わせて4000台で、年間約2000万人の来場者を見込む。
 開店後は市内外から多くの来客が予想され、近隣住民らは渋滞を避ける車の狭い生活道路への進入を心配し、市に詳しい交通予測の調査と対策を依頼。また、計画地のすぐ北側に市民病院があることから、市医師会も救急車の搬送ルートの確保を求めている。
 施設の出入り口が9カ所設置される計画を受けて、市は東側の出入り口付近に新たに2つの信号を新設する方針を示していたが、周辺にある既存の道に加え、新たな道路を整備する計画を練っている。具体的な場所や本数は今後の検討課題だが、小学校の通学路が多い住宅街に車が入らないよう、計画地付近から南側にある国道1号までを直結する道が有力視される。
 市は、交通渋滞対策などを示す住民向け説明会をきょう19日から週末にかけて代田、桜町、八南の各校区で開き、27日午後7時からは勤労福祉会館で市全体向けの説明会も行う。
(由本裕貴)
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