東京・六本木で「エロティック東三河」

2018/11/26 00:00(公開)
披露された豊橋で受け継がれている鬼祭=東京都港区の六本木ヒルズアリーナで(提供)
 「農業王国・東三河」の農畜産物など、自慢の豊かな食材や加工品、魚介類、伝統文化などを伝えるイベント「エロティック東三河」が24日、東京都港区の六本木ヒルズアリーナで開催され、多くの来場者を集めた。今年の豊川用水通水50周年に合わせ、農業関係者ら賛同者が企画、関係者は「一丸となってやり切りました。2度とできないような大イベントになった」と手応えを話した。
 東三河は、豊川用水の恩恵で農業が飛躍的に発展。水に感謝する気持ちを形にしようと、1年前から農業関係者ら異業種の賛同者がイベント開催の準備を進めた。
 会場では、朝から夜まで「農と食」「祭」などをテーマに東三河の「美」「魅力」を紹介。祭では、伝統芸能が六本木へ持ち込まれた。
 夕暮れ時から、設楽町田峯の念仏踊り(県無形民俗文化財)、豊橋市の鬼祭(国重要無形民俗文化財)、東栄町の花祭(同)が行われた。「お祭りステージ」と題した催しは、豊橋ふるさと大使で映画監督の菅原浩志さんが演出を手掛けた。
 エロティック東三河をプロデュースした清水貴裕さん(豊橋市)は「日が落ち始めた頃から始まった三つの祭り。その光景は東三河に住む私たちも感激した。菅原監督のおかげで、感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
 日本の食を支える農家ら担い手を支援しようと、大規模な合コン「街コン」も実施。東三河の男性と東京近郊の女性に出会いの場を提供した。「みんな生き生きしていた」といい、複数のカップルが誕生した。
 東三河を知ってもらう趣旨で企画したイベントは、首都圏に在住する東三河出身者にも改めて魅力を理解してもらう狙いもあった。来場者の半数ほどが、思惑通り東三河関係者だったことにも喜ぶ清水さん。「当日もハプニングがあり、山あり谷ありだった1年間を象徴するような1日になったが、そのたびに仲間がまとまり、やり切った」と満足感にあふれていた。
(中村晋也)
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