新城市商工会は、市内の和菓子店を紹介するポータルサイト「和菓子が似合うまち新城 山湊河岸(さんそうがし)」(アドレス https://www.sansougashi.com)を開設した。市内5店舗の商品を情報発信し、魅力を伝えている。
商工会は商店街に、にぎわいをと山湊馬浪(さんそうばろう)復活プロジェクトとして軽トラ市を展開。今回は新名物を売り出そうと第2弾とした。
ホームページには、「栗むし羊羹」(町並、御菓子司豊寿園)▽「むし丸くん」(井代、菓匠澤田屋)▽「芳休の笛」(野田、さかえや)▽「本宮の森」(杉山、とみかわや杉山店)▽「小麦粉のおかしわ おふくろの味」(下吉田、手作り可笑や安樹)の5品5店を掲載。それぞれの商品の特徴と、創作に関わるいわれを説明している。
山湊馬浪は江戸時代の新城が信州と豊橋方面との交易拠点で、豊川(とよがわ)河畔に船着き場があり、街中では往来する馬を浪(波)にたとえ、馬の浪が出入りする地を山の湊(みなと)とする姿を表現された。
商工会は奥三河観光協議会と市と3者でPR活動を展開。「山の湊の菓子」に合わせて同じ発音の「山湊河岸」の文字を取り入れた。各店や新東名高速道路長篠設楽原PAにのぼり旗を設置して展開するほか、道の駅もっくる新城では商品画像と手書き案内も行っている。
賛同した豊寿園の酒井淑規さんは「新城市内は寺が多いからか和菓子店もそろっている」と話す。
また商工会は「戦国の地に合わせた商品展開もある。史跡めぐりと一緒にスマートフォンを見て店めぐりもしてもられば」と期待する。
今後、店舗を増やしていくという。
(安藤聡)
観光案内所にも紹介コーナーが登場=道の駅もっくる新城で