豊川を拠点に活動するまちおこしのボランティア団体「豊川いなり寿司で豊川市をもりあげ隊」が、台湾の高雄市で21~22日に開かれる「B-グランプリ」に出展する。現地に行く隊員5人が10日、豊川市役所を訪れ、竹本幸夫市長に意気込みを語った。
これまで「B-1グランプリ」は日本各地で開かれていたが、台湾から「ご当地グルメでまちおこしをしている取り組みに興味がある。ぜひ開いてほしい」の依頼があり、海外で初開催することが決まった。グランプリを主催する「愛B(アイビー)リーグ」から声がかかり、豊川の出展が決まった。豊川を含め全国から14団体が出て、高雄のクリスマスイベントで200以上の屋台が出る「聖誕生活節」とコラボして、各地のご当地グルメを販売する。
豊川は、ピリッとした辛みが楽しめる大人向けの「葉ワサビ」、ご飯に特徴のある「五目」、スタンダードな「白いなり」の3種をセットにして販売。2日間で1200セットを用意する。
市役所に隊長の高木謙太朗さん、副隊長の平賀菜由美さん、隊員の鈴木一寛さん、伊藤誓哉さん、事務局の杉浦幸子さんが訪れた。高木さんは「台湾の人たちは、いなり寿司が好きと聞いている。豊川に興味を持ってもらい、将来は観光に来てもらえるように頑張りたい」と話した。竹本市長は「豊川の良さを台湾の皆さんに伝えてください」とエールを送った。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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