岸壁整備、大型船が寄港

　蒲郡市の２０１９年は豪華客船の寄港、会員制リゾートホテルの開業と春に三河湾岸で注目が集まる。新年度は市制施行65周年の節目、保健医療センター内に子育て応援をする２つの施設が開設運用される。
　三河港蒲郡地区（蒲郡港）では、県が船舶の大型化に対応しようと整備している11号岸壁を１００㍍延伸する工事が完了し、３月27日に大型クルーズ船が寄港する。
　寄港するのは「ダイヤモンドプリンセス」（全長２９０㍍、重さ11万５８７５㌧）。イギリス、アメリカ、オーストラリアなど外国からの観光客も含み、乗客２７００人、乗務員１１００人が乗船。一般見学客も２０００人が来場するとみられる。蒲郡商工会議所や市などでつくる受入協議会では岸壁や市内でのイベントを展開し、乗船客をもてなす。
　海陽町ではリゾートトラスト（名古屋市）が建設している会員制ホテル「ラグーナベイコート倶楽部　ホテル＆スパリゾート」が３月28日に開業する。地上７階、地下１階の延べ３万６７００平方㍍の建物は姿を現している。
　西側の対岸に位置するラグナマリーナでは、大型クルーザー停泊用の桟橋を春にも設ける。
　一方、市は保健医療センター（浜町）の１階部分に子育て世代包括支援センター「うみのこ」、３階部分に児童発達支援センター「にこりん」を整備し、４月に開所する。また、市制施行65周年の記念式典を５月に計画。節目を祝う。
　このほか、４月には統一地方選の県議会議員、市議会議員選挙、秋には市長選挙が行われる。
（安藤聡）