東名高速道路音羽蒲郡ICの渋滞 本線までつながることも

2024/09/12 06:00(公開)
渋滞する音羽蒲郡IC

 東名高速道路の音羽蒲郡インターチェンジ(IC)で渋滞が目立っている。特に朝のラッシュ時に多い。場合によっては本線から接続する国道1号交差点まで10分以上かかることもある。

 渋滞は、東京方面へ向かう上り車線の出口から料金所、国道1号とのインター出入り口の信号交差点まで1㌔近く続くことがある。中日本高速によれば週に1回程度、本線まで渋滞がつながることがあり、年間で約50回にのぼる。本線まで渋滞すると追突事故が発生する可能性が高まる。

 理由は、トラックなどの多くの車両が音羽蒲郡ICで降りるため。ほとんどの車は、本線の上り車線を降りると、国道1号との交差点を左折して豊橋方面へ向かう。

 この影響で下り車線を降りてきた車にも影響が出ることも。上り車線を降りてきた車との合流地点で、トレーラーなど大きな車両が停車すると、この車両が動くまで前へ進めなくなる。国道1号との交差点を直進や右折して蒲郡や岡崎方面へ向かう車は少ないため、ここで少しの間でも足止めになると、ドライバーのイライラにつながる。

 中日本高速によると、県の「道路交通渋滞対策推進協議会」の対象路線の候補に挙がることはあるというが、対象になっていないのが現状という。改善策は、国道1号との交差点を、ICからの車両に対する青信号の時間を長くすることだが、国道1号の交通量も多いため、これは難しいとみられる。国道23号名豊道路の蒲郡IC-豊川為当IC間が開通すれば、ある程度解消される可能性があるものの、上り車線から同インターで降り、国道1号を豊橋方面へ向かうドライバーは、渋滞を我慢する日がしばらく続きそうだ。

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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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