豊橋市消防本部が国内最長はしご車を配備

2019/02/26 00:01(公開)
はしごを伸ばし13階の高さから要救助者を助けるレッドジラフ54=豊橋市役所で
 豊橋市消防本部に国内最長の高さ54㍍まで届くはしご車が配備され、25日、市役所でお披露目された。愛称は「レッドジラフ54」。全国5台目で、市内で発生する中高層ビル火災への対応強化が期待される。
 レッドジラフ54は、ビル18階あたりまで到達するはしごを備える。積載荷重270㌔(従来180㌔)で、一度の救助人数が増え、バスケットに備える放水銃からの消火も遠隔操作が可能。これで、市内の高層ビル6棟以外はすべてカバーできるという。
 2001(平成13)年から使っていたはしご車の更新のため、約2億3000万円で購入。県内では岡崎市にも配備している。
 愛称は昨年秋に募り、187件が寄せられた。消防職員らによる選考の結果、市内の平野雅穏さん(38)と幹大君(6)、山口知沙世さん(34)と晃生君(4)2組の親子が考えた「赤いキリン」を意味する名前が選ばれた。
 式では、2組の親子に感謝状とはしご車の乗車体験を贈呈。動物園と消防車両が大好きという幹大君は、側面にキリンのマークがデザインされたレッドジラフ54を前に「はしごの上は高くて、みんながちっちゃかった。赤いキリンさんにはいっぱい活躍してほしい」と笑顔で話した。 
 式後は、園児ら80人が見守る中、市役所13階から要救助者を助けるデモンストレーションも行われた。
 レッドジラフ54は中消防署に配備され、協定により要請があれば、東三河各市へも出動する。
(飯塚雪)
命名した親子と佐原市長㊥=同
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 虹の森 藤城建設 住まいLOVE不動産 さわらび会 蒲郡信用金庫 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国