豊川市消防本部管内の保育園児「法被通園」

2019/03/03 00:00(公開)
法被姿で母親と帰路に就く園児ら=天王保育園で
法被姿で母親と帰路に就く園児ら=天王保育園で
 春の火災予防運動として、豊川市消防本部管内の保育園児による「法被通園」が実施されている。子どもたちが法被を着ることで家庭や周辺住民の防火意識の高揚を図る。対象は市内48の保育園と西明寺幼稚園の年長児童約1350人で、期間は7日まで。
 中条町の天王保育園(能勢美奈園長)でも、初日となった1日に年長児たち25人が「火の用心」や「戸締り用心」と書かれた防火法被を着て、迎えに来た父母らと仲良く手をつないで帰路に就いた。同園では保母らが防火に関する読み聞かせを行ったり、毎月19日には火災や地震を想定した避難訓練も実施している。
 法被通園は1982(昭和57)年からスタートし、園によっては園児が拍子木を手に「火の用心」を唱和するなどして協力している。
(由本裕貴)
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