都市デザイン文化賞に成田記念陽子線センター

2019/03/09 00:00(公開)
都市デザイン文化賞に選ばれた成田記念陽子線センター
都市デザイン文化賞に選ばれた成田記念陽子線センター
 豊橋商工会議所は8日、本年度の都市デザイン文化賞を発表した。明陽会(成田真理事長)の成田記念陽子線センター(豊橋市白河町)を選び、27日の議員総会で表彰する。
 文化、自然環境に配慮し、周辺の景観に調和しているなどの店舗や工場、事務所など豊橋地区の建造物が対象で、施主と設計者、施工者を顕彰している。本年度は8件の応募があった。
 同センターは、がんの放射線治療の一つ、陽子線治療を行い、昨年、東海地方の民間で初めて導入、治療を始めた。
 敷地2230平方㍍に建つ診療棟、陽子線棟でなる2階建て延べ2448平方㍍の建物。陽子線治療装置は、機器の大きさなどその特性から巨大な遮へい壁が必要になるが、温かみのあるタイルとガラススクリーンで品格があり、先進的な印象を与える外観とし、まち並みにも調和している。
 道路に面したガラススクリーンは夜間、白色の内部照明でともされ、審査では地域に光をともす先進医療を提供する使命がよく表現されていると評価した。
 施主の明陽会、設計の山下設計中部支社、施工の竹中工務店名古屋支店が表彰される。
 同センターの大東信幸事務長は「成田病院跡地に建った陽子線センター。豊橋駅西口地域のモニュメントにもなるような建物を考えた」と話した。
(中村晋也)
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