「北の国から」撮影秘話を紹介

2019/03/11 00:01(公開)
舞台あいさつに登場した(左から)森谷さん、松井さん、杉田さん、本広さん=プラットで
舞台あいさつに登場した(左から)森谷さん、松井さん、杉田さん、本広さん=プラットで
 「ええじゃないか とよはし映画祭」(同祭実行委員会主催)最終日の10日、国民的人気ドラマのスペシャル版「北の国から’95秘密」が特別上映され、演出を担当した杉田成道さんと同映画祭プロデューサーを務める森谷雄さん、アンバサダーの女優・松井玲奈さんの豊橋出身者3人と、「踊る大捜査線」シリーズで知られる監督の本広克行さんが会場となった同市穂の国とよはし芸術劇場プラットで舞台に登場した。
 本作は倉本聰さんが原作・脚本を手掛け、1981(昭和56)年からフジテレビ系の連続ドラマとして放映がスタートした「北の国から」のスペシャルドラマ。北海道・富良野でごみ収集の仕事をする純(吉岡秀隆)と札幌で暮らすれい(横山めぐみ)との遠距離恋愛と、シュウ(宮沢りえ)との出会いなどが描かれている。
 あいさつに立った杉田さんは、スペシャルドラマ制作に至った経緯について「出演する子どもたちの学校があり、連続ドラマができなくなったので、(倉本さんが)10年を単位にした家族のドキュメントをやりたいと言ってきた。今までのテレビの発想になかったが、テレビでしかできないことだった。一つの大河ドラマになった」と説明。
 フジテレビのドラマ部にいた森谷さんは「杉田組が北から帰ってくると、日焼けしていて、すごく格好よかった。憧れでした」と話すと、杉田さんは「必ず帰るときにはこんなところ二度と来るもんかって。倉本バカ野郎とみんなで言ってました」と明かし、場内を沸かせた。
 また、杉田さんは「映画よりも大変だった。一つひとつの微妙さの追求の仕方が半端じゃなかった。手を振るだけのカットに、1週間をかけた」と過酷だった当時を回想。話を振られた松井さんは「過酷なことが大好きなので、やりたいと思います」と女優魂を見せ、「宮沢(りえ)さんの、この時のお芝居を見られてよかった。天真爛漫(らんまん)で何ものにもとらわれない素敵なお芝居を見て、こういうアプローチの仕方があるんだと勉強になりました」と話した。
 最後は、同シリーズの大ファンという本広さんが「来年もお願いします。客として見に来ます」と別のスペシャルドラマ上映にも期待を寄せた。
(飯塚雪)
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