豊川市民病院で火災訓練

2019/03/12 00:00(公開)
東病棟付近で行われた消防隊による放水訓練=豊川市民病院で
東病棟付近で行われた消防隊による放水訓練=豊川市民病院で
 豊川市民病院(豊川市八幡町)は11日、市消防署と合同で火災訓練を実施し、医師や看護師、技師や消防隊ら約90人が参加した。
 西病棟9階のごみ置き場から原因不明の火災が発生したという想定で実施。発見した職員らが消火器で初期消火を行った後、防災センターからの放送により避難を開始した。患者役の職員8人は、看護師や技師らにサポートを受けながら、屋外の非常階段を使って9階から地上へ降りた。
 また、市消防本部による東病棟の壁面に向けた放水訓練の模様も見学。当初は一昨年12月に導入された40㍍級はしご付消防車を使い、逃げ遅れた見舞い客を地上に避難させる訓練も予定していたが、強風のため中止となった。
 長年、市民病院として独自に訓練を行っていたが、昨年から消防本部と合同で実施している。講評した消防の江向弘副署長は「火災を見つけた時は大きな声で『火事だ!』と叫んでほしい。もう少し早く避難を開始できるといいが、皆さんそれぞれの役割分団の中でしっかりできていた」と振り返った。
 この日は東日本大震災からちょうど8年ということもあり、西田勉院長は「震災では訓練をしっかりやっていた地域では人的被害が少なかったという話もある。実際に災害が起きたらどうするかを意識して取り組んでほしい」と呼び掛けた。
(由本裕貴)
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