「杜の体育館」が豊橋に完成

2019/03/21 00:00(公開)
完成した「杜の体育館」=豊橋市老津町で
完成した「杜の体育館」=豊橋市老津町で
 豊橋市の社会福祉法人「双樹会」(柴田肇理事長)が、同市老津町の障害福祉サービス事業所「ワークショップ杜」隣地で建設を進めていた障害者健康増進施設「杜の体育館」が完成。20日、関係者や来賓、保護者ら約70人を招き、竣工式が開かれた。
 双樹会は2001年に法人を設立。現在、「ワークショップ杜」のほか、障害者支援施設「自由の杜」、障害者福祉サービス事業所「希望の杜」、相談支援センター「自由の杜」、事業所内保育所「もりのほいくえん」を運営し、知的障害のある人たちの生活、作業を支えている。利用者が天候に影響されることなく運動できる場所の確保は兼ねてから職員から要望があり、今回、施設横に土地が確保できたことから建設に踏み切った。同法人6番目の施設となり、自前の体育館を持つ社会福祉法人は極めて珍しいと言う。
 開所式では柴田理事長があいさつ。法人や運営施設について説明した後、「天候や暑さ、寒さにかかわらず運動できる場所を-という職員の願望が結実した」と語り、「地盤も建物も頑丈なので、災害時には近隣の方の避難場所としても使ってもらえたら。地域スポーツでの使用などもいずれは考えていきたい」などととも話した。
 来賓の大塚昌明・社会福祉法人順明会理事長が祝辞を述べた後、法人のこれまでの歩みや体育館建設の様子などを出席者に映像で紹介した。
 完成した「杜の体育館」は、ガルバリウム鋼板葺平屋建てで、敷地面積は1579平方㍍、床面積は499・82平方㍍。2017年10月から外構工事を開始、翌年8月に建物に着工し、今年2月20日に完成した。
 採光にも配慮し、利用者が快適に活用できるようエアコンも完備。今後、運動用具など備品を揃えて4月1日から利用を開始する。障害者スポーツインストラクターの資格を持つ職員らと共に、歩行やランニング、卓球、ドッジボール、バスケットボール、バレーボール、ボッチャなどに取り組んでいく予定で、施設利用者らの運動不足解消につなげるという。
(田中博子)
あいさつする柴田理事長=同
あいさつする柴田理事長=同
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 藤城建設 虹の森 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 光生会
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国