豊橋市自然史博物館の新生ブラキオサウルス

2019/03/22 00:00(公開)
デザインを担当した熊谷さん、後ろは新しい色になったブラキオサウルスの親子=豊橋市自然史博物館で
 豊橋市自然史博物館で野外に展示しているブラキオサウルスの親子が、新しい色に生まれ変わった。21日、デザインを担当した豊橋出身で武蔵野美術大学1年の熊谷晃伸さん(21)に、佐原光一市長が感謝状を贈呈。熊谷さんは「恐竜を見て昔の世界に興味を持ってくれる子どもたちが増えてくれたらと思います」と話している。
 体長23㍍と7㍍の草食恐竜ブラキオサウルスの親子は、開館2年後の1990(平成2)年3月20日に完成。これまでに2回塗り替えられ、今回は10年ぶりの“お着替え”。デザイン案2240点の中から同館が候補作品を20点に絞り、来館者の投票で決定した。
 子どもの頃から恐竜が好きという熊谷さんは、新しい学説にも目を通しながら色をイメージ。黄色と緑色の体に入る木の幹のような模様は、シマウマから着想を得て、群れの中で暮らすブラキオサウルスの子どもを外敵の肉食恐竜から守る効果を期待する。子どもの頃見た図鑑に書かれていた大型草食恐竜の名前から、模様の形はカミナリもイメージしている。
 この日の式典で、熊谷さんは「首の青色のぼかしを見事に再現してくれて感謝しかない」と完成を喜んだ。松岡敬二館長は「ブラキオサウルスが生きた1億5000万年前を想像して、自然と恐竜との関係について考えるきっかけにしてほしい」と来館者へ呼び掛けた。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 住まいLOVE不動産 藤城建設 光生会 虹の森 蒲郡信用金庫
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 全国郷土紙連合 穂の国