オーストラリアの小学校長一家が来校

2019/04/17 00:00(公開)
児童と笑顔で触れ合うアンドリューさん㊨=豊川市立一宮西部小で
児童と笑顔で触れ合うアンドリューさん㊨=豊川市立一宮西部小で
スカイプ交流する豊川の一宮西部小へ

 2020(令和2)年度からの英語教育の本格化に備え、独自の研究や取り組みを行っている豊川市立一宮西部小学校(柴田斉子校長)に、交流を続けるオーストラリア・ビクトリア州にあるサマビル小学校のアンドリュー・ヘイリー校長と家族が来校し、児童と交流した。
 アンドリューさん一家は休暇を利用した旅行で来日中。一宮西部小とサマビル小はこれまで通信電話サービス「スカイプ」を使い、英会話で交流を続けており、アンドリューさんが「直接会いたい」と初めて来訪した。
 6年生の学級ではグループごとにオーストラリアについて知識を深め、アンドリューさんは持参した同国の瓶詰めの発酵食品「ベジマイト」を「オーストラリアで最もポピュラーな食べ物」と紹介。児童らは香りを楽しんだりして、日本にはない食品に興味津々だった。
 4年生の学級では、アンドリューさんの妻・レベッカさんが英語で絵本の読み聞かせを行い、娘のマディさん(9)と息子のマイルズ君(8)も質問に答えるなどして、年齢の近い児童らと交流を楽しんだ。
 このほか、同校で行っている地震を想定した避難訓練の様子も見学。アンドリューさんはオーストラリアでも年4回の避難訓練があることや、5分が避難の目安であることを紹介した。給食も一緒に食べ、教室に笑顔が広がった。
 児童は「アイコンタクトを意識して話ができた」「質問にはきはきと答える様子にびっくりした」「習った英語を使って自己紹介できたのがよかった。分からない言葉があっても、工夫して気持ちを伝えることができた」などと貴重な時間を振り返った。
(由本裕貴)
英語で読み聞かせを行うレベッカさん㊥と子どもたち=同
英語で読み聞かせを行うレベッカさん㊥と子どもたち=同
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