豊川で「学校の日」

2019/05/19 00:00(公開)
不審者役の男性から逃げる女子児童=一宮東部小学校で
不審者役の男性から逃げる女子児童=一宮東部小学校で
 豊川市で18日、今年度最初の「学校の日」として小中学校が一般開放され、各校で行事が行われた。一宮東部小学校(松本充弘校長)では日常的に一宮中学校区の警備を務める豊田東海警備グループ(蒲郡市、梅田重則代表取締役)による親子防犯教室が開かれた。
 社員6人が講師を務め、管理室の小林恭子さんが「不審者は見た目では分からない。まともな格好や優しそうな女性でも、知らない人が声をかけてきたら注意してほしい」と呼び掛け、校区内の林に囲まれた道路や、夜は真っ暗になる公園などの危険場所を写真で紹介した。
 また、腕を上からつかまれたら下に振り下ろしたり、背後から抱きつかれたら足を踏むなどの身を守る方法や、携帯する防犯ブザーの定期点検もアドバイス。ロールプレイングとして児童らが不審者に扮した職員と対峙し、一定の距離を保ち、「助けてー!」と大声で助けを求める訓練も行った。
 全校児童約260人と父母らが参加。校区内の公園では最近、不審な男がスマートフォンを子どもに向ける事案も報告されており、親子らは真剣に耳を傾けていた。
(由本裕貴)
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